川とシラサギ

この季節,シラサギはコロニーをつくるようだ。十数羽のシラサギの集団が川を占拠し,何かをしている。

一羽一羽はいつも好き勝手に魚を獲ったりしているようだけれども,いざとなると集団で飛び立っていく。

 

緩やかな集団というのに,少し憧れの念はある。離れていても,何かでつながっている。何かがあれば,すぐに集まる。何かが終われば,また離れていく。そういう集団に憧れる。

 

屋号を「理科編集室 道」としたことにも通じている。別に理科はなくてもよかった。しかし,あえて理科をつけることによって,数学は? 英語は? 国語は? という広がりが期待できるからだ。一人で多教科体制を敷くよりも,専門的な個がそれぞれ必要に応じて集まれる。そんな『編集室』グループをいつかはつくってみたい。シラサギを見て,遠い未来を思い描いてみた。