閉鎖キャンペーン

実際に閉店するわけではないのだけれども,もし『理科編集室 道』という屋号を閉じる日が来たのならば,閉鎖キャンペーンというものをしようと思ったことがある。

 

例えば,

・通常ならば中10日の校正期間を中5日

・ページ単価最大5割引き

などである。

 

しかし,実際にこれらの閉鎖キャンペーンを実施するわけにはいかない。理由は,同業他者に多大なる迷惑をかけることになるからだ。15年以上前のことだが,某X社が会社組織としては異例の格安価格で大きな仕事を受注したことがある。多くの同業他社が首を傾げるほどの格安価格だ。どうしてそのような価格で受注できたのかといえば,単純にそれよりも安い価格で大学生に外注していたのである。何ともわかりやすい話である反面,安かろう悪かろうの典型例として今でも語り草となっている話でもある。しかし,これには多くのフリーランスも,同業他社も困ったのだ。価格が不当に抑えられる可能性だってあるからだ。実際,某X社の価格で受注しようものなら,会社を構えないフリーランスでも赤字覚悟である。企業努力というものを一線越えた行為なのかもしれない。

 

同業他者に迷惑をかけたくないので,閉鎖キャンペーンを展開するなら,あえてこうやろう。

 

今こそ本音納期,本音価格

・今まで中10日の校正期間だったところを,中15日!

・ページ単価最大5割増し