いよいよ移行措置対応の教材の作成が本格化し始めたようだ。中学校は平成31年度からだが,小学校は平成30年度から移行措置が始まる。
今回の指導要領改訂では,小学校から中学校へ移動する内容もある。確かに,中学校の内容にまとめてしまえばいいのに,と思っていたものなので,妥当といえば妥当。
移行措置の内容を下に記したが,中学校ではかなり複雑なことになるようだ。これは,かなり実力を試されるようなことになる。
小学校理科
平成30年度及び平成31年度の第4学年の「光電池の働き」について省略する。【第6学年で指導】
平成31年度の第5学年の「水中の小さな生物」を省略する。【第6学年で指導】
平成31年度の第6学年の「電気による発熱」を省略する。【中学校第2学年で指導】
中学校理科
平成31年度及び平成32年度の第1学年第1分野「力の働き」に「2力のつり合い」を,第1学年第2分野「火山と地震」に「自然の恵みと火山災害・地震災害」を追加し,第1学年第1分野「圧力」のうち「水圧」の部分を省略する。【第3学年で指導】
平成32年度の第1学年第2分野「植物の生活と種類」に「動物の仲間」を追加し,第1学年第1分野「圧力」及び第2分野「葉・茎・根のつくりと働き」を省略する。【第2学年及び第3学年で指導】
平成32年度の第2学年第1分野「静電気と電流」に「放射線の性質と利用」を,第2分野「日本の気象」に「自然の恵みと気象災害」を追加し,第2分野「生物の変遷と変化」を省略する。【第3学年で指導】
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