籠の鳥

ジョウビタキがフェンス越しにいた。ここまで近くでみられることなんて今までなかった。もしかしたら,ジョウビタキはフェンスというものがどのようなものかわかっていて,これ以上近くに来れないということもわかっていたのかもしれない。

フェンス越しに見る鳥はまるで籠の鳥のように,守られている。襲い来る獣や猛禽もフェンスを突き破ることはしない。

いや,もしかしたら籠の中にいるのは自分で,向こうは檻の中の猛獣を見るようにこちらを見ているのかもしれない。

 

長文を書く機会が少なくなってきた最近,うまく考えがまとめられなくなっているようだ。書いているうちに,文章の落としどころを見失い,ただただ書き連ねるだけになってしまう。当面は駄文で我慢するしかないか。