最近では,主にプロの写真家の写真だけを扱うフォトライブラリ(旧ライブラリと以下表記)だけでなく,セミプロの写真家が簡単に登録することができるフォトライブラリ(新ライブラリと以下表記)もよく見かけるようになった。しかも,それらはデジカメの写真を取り扱っているようなので,すべて写真はデータ化されている。この点がいままのものと少し違う。かつてポジフィルムだけを扱っていたところでも,おそらくほぼデータ化が完了しているとは思う。今回の主題はポジか,データかということではないので,それはまた別の機会にする。
最近,版元からの指定で新ライブラリから写真を探してほしいということもよくある。というか,まず優先的に新ライブラリから探して,なければ旧ライブラリから探してほしいという依頼しかない。それは単純に単価が低いからにほかならない。
しかし,新ライブラリから素材を探すというのは,大変なのだ。学参や教材に適した写真がなかなか見つからないからである。例えば,アサガオの写真といっても,ボケの効果などが見られるから全体像がわかりづらいや,花しか写っておらず,葉のようすがまったくわかりづらいなどにより,結局,旧ライブラリから写真を探すということになったりする。
その反面,単純な物撮りは新ライブラリのほうが優れているかもしれない。マヨネーズのチューブ,乾電池などである。
旧ライブラリの写真をのぞいてみて,それらを参考に新ライブラリに登録していくと,もしかすると多くの写真を購入してもらえる可能性があるのかな。
齢四十数歳にして初めてバッタの抜け殻を見た。しかも,庭で見ることができるなんて,こんなにうれしいことはない。何日か前から庭のアサガオにショウリョウバッタのようなものがいたのは知っていたが,それが脱皮したのだろうか。そのほか,庭には小さなトカゲやカナヘビもいるので,食物連鎖も目の当たりにする日も近そうだ。
アライグマの足跡だろうか。
アライグマは,特定外来生物として指定されている生物である。この写真は,横須賀市立しょうぶ園内の菖蒲田の水路で撮影したものであるが,もしアライグマの足跡だとしたら,ここにいる何かの生物を食べに来たのだろう。
外来生物だ! 駆除! 駆除! といったところで,人間の都合で連れてこられ,場合によっては捨てられた生き物である。彼らだって生きていかねばならない。それを考えると,なんとも切ない話である。
普段は,カエルの写真などもってのほかだけれども,おそらく産卵を控えた雌雄のカエルが壁をのぼろうとしている姿がほほえましかったので,今回は載せることにした(苦手がアオガエルでないということもある)。
先日,京王百草園内の池でカエルの卵を見つけた。
理科という教科ではたびたび登場するカエル。かつてはカエルの解剖を行っていたが,今ではすっかりやらなくなったようだ。
現行だと,小学校4年生の季節と生き物の単元で一年通したカエルのようすを学習し,中学校2年生の動物のなかまで両生類の代表として扱われることが多い。
教科書的には,殻のない卵を水中に産む両生類。このすべてが成長するわけではないが,今夏,京王百草園はカエル祭りになる可能性は捨てきれない。
足が遠のくかも
今年もようやく確定申告を無事に終えました。
厳しい状況が改善されたわけではないのだけれども,とにかく前を向いてどうにかやっていくしかない。
これからの1年間は,とにかく営業というものに力を入れてみようと思う。
いよいよ移行措置対応の教材の作成が本格化し始めたようだ。中学校は平成31年度からだが,小学校は平成30年度から移行措置が始まる。
今回の指導要領改訂では,小学校から中学校へ移動する内容もある。確かに,中学校の内容にまとめてしまえばいいのに,と思っていたものなので,妥当といえば妥当。
移行措置の内容を下に記したが,中学校ではかなり複雑なことになるようだ。これは,かなり実力を試されるようなことになる。
小学校理科
平成30年度及び平成31年度の第4学年の「光電池の働き」について省略する。【第6学年で指導】
平成31年度の第5学年の「水中の小さな生物」を省略する。【第6学年で指導】
平成31年度の第6学年の「電気による発熱」を省略する。【中学校第2学年で指導】
中学校理科
平成31年度及び平成32年度の第1学年第1分野「力の働き」に「2力のつり合い」を,第1学年第2分野「火山と地震」に「自然の恵みと火山災害・地震災害」を追加し,第1学年第1分野「圧力」のうち「水圧」の部分を省略する。【第3学年で指導】
平成32年度の第1学年第2分野「植物の生活と種類」に「動物の仲間」を追加し,第1学年第1分野「圧力」及び第2分野「葉・茎・根のつくりと働き」を省略する。【第2学年及び第3学年で指導】
平成32年度の第2学年第1分野「静電気と電流」に「放射線の性質と利用」を,第2分野「日本の気象」に「自然の恵みと気象災害」を追加し,第2分野「生物の変遷と変化」を省略する。【第3学年で指導】
わたしは,こん虫のなかまです。キャベツなどにたまごをうみつけます。よう虫はきゃべつなどの葉を食べます。
よう虫はやがてさなぎになり,さなぎは羽化して成虫になります。
成虫は花のみつをすいます。
サクラの花が咲き始める季節,足元にはスミレやタチツボスミレの花も咲き始める。
サクラの花を愛で,写真に収めようとする人たちに踏まれながらもきれいな花を見せてくれるスミレ(タチツボスミレ)。
わたしはそんなスミレやタチツボスミレが大好きだ。こんなアスファルトのちょっとした隙間から可憐な花を見せてくれる。
サクラを見に行くときには,そっと下も見てほしい。スミレやタチツボスミレの誇らしげな花を見ることができるでしょう。
実際に閉店するわけではないのだけれども,もし『理科編集室 道』という屋号を閉じる日が来たのならば,閉鎖キャンペーンというものをしようと思ったことがある。
例えば,
・通常ならば中10日の校正期間を中5日
・ページ単価最大5割引き
などである。
しかし,実際にこれらの閉鎖キャンペーンを実施するわけにはいかない。理由は,同業他者に多大なる迷惑をかけることになるからだ。15年以上前のことだが,某X社が会社組織としては異例の格安価格で大きな仕事を受注したことがある。多くの同業他社が首を傾げるほどの格安価格だ。どうしてそのような価格で受注できたのかといえば,単純にそれよりも安い価格で大学生に外注していたのである。何ともわかりやすい話である反面,安かろう悪かろうの典型例として今でも語り草となっている話でもある。しかし,これには多くのフリーランスも,同業他社も困ったのだ。価格が不当に抑えられる可能性だってあるからだ。実際,某X社の価格で受注しようものなら,会社を構えないフリーランスでも赤字覚悟である。企業努力というものを一線越えた行為なのかもしれない。
同業他者に迷惑をかけたくないので,閉鎖キャンペーンを展開するなら,あえてこうやろう。
今こそ本音納期,本音価格
・今まで中10日の校正期間だったところを,中15日!
・ページ単価最大5割増し
鳥の種類を同定するのは難しい。専門的に勉強してきたわけではないというのがいちばんだが,写真の撮り方ひとつで全然違う色に写してしまうこともあるからだ。
写真の鳥は,ルリビタキ(♀)だと思うのだけれども,目の上にあるはずの白い線が不明瞭であることから,もしかしたら全然違う鳥なのかもしれない。
もう少し寄りの写真が撮れたら,きっと同定することができたであろう。
しばし鳥の写真はお休みしようと思っていたのだけれども,そんなときに限ってあまり見かけない鳥に遭遇してしまう。
ジョウビタキがフェンス越しにいた。ここまで近くでみられることなんて今までなかった。もしかしたら,ジョウビタキはフェンスというものがどのようなものかわかっていて,これ以上近くに来れないということもわかっていたのかもしれない。
フェンス越しに見る鳥はまるで籠の鳥のように,守られている。襲い来る獣や猛禽もフェンスを突き破ることはしない。
いや,もしかしたら籠の中にいるのは自分で,向こうは檻の中の猛獣を見るようにこちらを見ているのかもしれない。
長文を書く機会が少なくなってきた最近,うまく考えがまとめられなくなっているようだ。書いているうちに,文章の落としどころを見失い,ただただ書き連ねるだけになってしまう。当面は駄文で我慢するしかないか。
蠟梅がもう満開らしいという情報に,ただただ狼狽するばかり。では,早速梅を見に行こうかと準備しようと思うも,あまりの寒さにもうろうばい。
そんな寒さなものだから,キーを打つ手も震えてしまい,どうしてもさっきから『ろうろう』となってしまう。
そういえば,どこかで梅の花祭りで酩酊状態の客が例年以上で牢倍にしたらしい。
こんなことばかり書いているから,長文を書くことができなくなりつつあるんだ。自戒
新しい一年が始まりました
毎年のように 今年こそ 今年こそと思い 今日に至ります
夢や希望に満ち満ちていた若いころとは異なり 足元を見つめ 今何ができるのか自分に問いかける日々でもあります
それでも できること やりたいこと 進む道に変わりはなく 今年も何事かに挑戦していきたいと思います
引き続きまして 本年も よろしくお願いいたします
平成29年1月3日
理科編集室 道
齊藤 道
今年一年間ご愛顧いただき誠にありがとうございました。
改訂の端境期にお仕事をいただけるのは大変ありがたいことでした。フリーランスの人間は毎年毎年,毎月毎月,毎日毎日が勝負です。
そのような中,7年間もやってこれたものひとえに皆様のおかげです。まだまだ力不足は否めませんが,持てる力の限りを尽くし鋭意努力していく所存です。
今後ともよろしくお願いいたします。
平成28年12月28日(水)
理科編集室 道
齊藤 道
地磁気が逆転している地層があること,千葉時代という地質年代の名称ができるかもしれないということは何となく知っていた。
しかし,それがまさか養老渓谷だったとは知らなかった。千葉に生まれて,千葉で育ちながら,40歳過ぎて初めての養老渓谷。
こんなに地層が露出していることも知らなければ,どのような地質なのかも知らなかった。知らないこと尽くしにただただ恥ずかしいばかり。理科の編集者を名乗る以上,もっときちんと事前調査していくべきだったと,猛省。
この周辺の地質に関しては再度文献等で調査をしようと思う。
(『太古地球は逆立ちしていた! 千葉・養老渓谷が地球の歴史に名を刻むかも?と話題に!』http://www.tenki.jp/suppl/kous4/2015/12/04/8461.html より)
「この季節は何を撮ってんだ?」
「サギです」
「そんなもん,いつでもいるじゃないか!」
そうです。一年中いる鳥を撮りたいのです。アオサギやシラサギ,ヒヨドリを撮っていたいのです。冬にだけやってくる鳥もいいでしょう。春から夏にかけて子育てに夢中の鳥たちを撮ってもよいでしょう。
でも,わたしはサギが好きなんです。
そう思いつつ,撮影した写真を見ると,それ以外の鳥ばかりが写っている。仕方あるまい。やっぱりあまり見かけないのだから。
この季節,シラサギはコロニーをつくるようだ。十数羽のシラサギの集団が川を占拠し,何かをしている。
一羽一羽はいつも好き勝手に魚を獲ったりしているようだけれども,いざとなると集団で飛び立っていく。
緩やかな集団というのに,少し憧れの念はある。離れていても,何かでつながっている。何かがあれば,すぐに集まる。何かが終われば,また離れていく。そういう集団に憧れる。
屋号を「理科編集室 道」としたことにも通じている。別に理科はなくてもよかった。しかし,あえて理科をつけることによって,数学は? 英語は? 国語は? という広がりが期待できるからだ。一人で多教科体制を敷くよりも,専門的な個がそれぞれ必要に応じて集まれる。そんな『編集室』グループをいつかはつくってみたい。シラサギを見て,遠い未来を思い描いてみた。
ギンナンがイチョウにできることは有名なので,いまさら書くこともないだろう。
では,ギンナンは,イチョウの果実である,という表現は正しいだろうか。
中学校理科では,イチョウは裸子植物のなかまで,雄株に咲く雄花,雌株に咲く雌花がある。また,雄花には花粉のう,雌花には胚珠がむき出してついていて,子房はない。子房がないということは果実ができない。などのようなことを学習する。
つまり,ギンナンはイチョウの果実ではないのだ。それでは,あの果実にしか見えない,独特な香りのする部分は何なのでしょうか。あれ? 中学校の教科書には載っていないのか。
ホタルという昆虫をしっかりと見たことがない。だから,こういう昆虫を見るとホタルかな,と思ってしまう。実際のところはどうなのだろうか。
写真は,高幡不動尊境内にいた昆虫である。
あちらこちらに用水路の残る日野市ならきっと町中でホタルが見られる日も来るのではないだろうか。
P波とS波が同時に発生し云々,というのは中学生で学習すること。しかし,目の当たりにするのは意外とあるようでない。
強震モニタの同心円を見たとき,改めて地震波の伝わり方について学習できた。これもまた職業病の一種なのかしら。
猫カフェに入ると,猫特有のにおいがすることが多い。
先日入った保護猫と触れ合うことができる店は,まったく猫のにおいがしなかった。それぞれの猫も清潔にされ,大切にされているのがわかった。
先日,モモの花を見に行った。桃祭りの会場付近は,大渋滞。無事に駐車できるのかどうか不安だった。
誘導されるがままに進んでいくと
「奥のAが空いていますから」
というので,誘導されるがままに進むと,そのまま出口につくという始末。出口の誘導員に聞いてみれば,どうにもならないので,もう1周回るようにとのこと。
なんのことだかわからないかもしれないが,何となく書いてみた。
あれから何年の月日が過ぎたのだろうか。
未曾有の大災害の起こったあの日
みな,どこかで何かをしていたあの日
不安でテレビの前から動けなかったあの日
一睡もできず夜が明け,朝一で鳴る一本の電話
「ドイルの校正を2本,お願いしたいのですが,よろしいでしょうか。ただ,宅急便が動いていないみたいで」
申し訳ないです。まだ家族が帰宅できていない状態なので,とても受けられる精神状態にないので,お断りさせてください。そう言って,電話を切って以来,依頼をしていただくことはなくなった。
日野市浅川付近を散歩していたら,猛禽類のお食事に遭遇。
一心不乱にシャッターを切るものの,すべてピンボケ。果たしてこの鳥は何なのか?
サシバ? と思っているけれども,教えて鳥博士!
市販の玄米が発芽するというのはご存知でしょうか。
冬はただ水につけただけでは温度が低すぎて発芽しません。では,どのように発芽させたかというと・・・
①密閉できるプラスチックケースに水と玄米を入れる。
②ふたをしっかりと閉めて,お風呂に入れる。
③1日1回水を交換する。
④数日で発芽する。
入浴の際に,湯につかりながら玄米のようすを観察すると,1日で芽がかすかにふくらんでくるのがわかる。注意するのは,ずっとお風呂に入れっぱなしにするという点。
発芽させて,成長させてからの計画はまだ立てていない。
病院まで
歩けば1時間
電車を使えば1時間
バスを使えば1時間
車なら20分
かかる。
ということで,普段は車で通院しているのだけれども,雪の中の運転はできないので,今日は歩いて行った。
そんな日に限って,いつも以上にいろいろと出してもらうことになった。
シングルで予約したはずなのに,いざホテルに着いてみると,部屋はツインだった。
どうぞ,ご自由にお使いください。
とのことだったが,部屋に入ると,壁にはすでに先客がおり,相部屋だった。ただ,先客はずっと壁にはりついており,ベッドは使わないようだった。
次の相部屋の相手ともうまくやってほしいものだ。
針がいろいろと改善されて,注射しても痛くないそうです。
世間ではそういうことになっているようです。
でも,痛いものは痛いんです。
生物の教科書をつらつらと眺めていたところ
・タンパク質分子の立体構造・・・インスリンの構造
・膜たんぱく質・・・担体,グルスコースの輸送体
・炭水化物・・・単糖類,二糖類,多糖類
・代謝・・・脂肪,炭水化物,タンパク質の分解
・ペプチドホルモン・・・インスリン
・遺伝子組換え技術・・・大腸菌から多量のインスリンを得る
・筋収縮・・・筋収縮のエネルギー(グルコース)
続いて,生物基礎の教科書もつらつらと
・恒常性・・・血中濃度の調整
・免疫と病気・・・自己免疫疾患(1型糖尿病)
他分野にわたり関連事項があるみたい。
毎年,紅葉が最も美しいと思われる頃合いを逃してしまっている。今年もそうなった。
樹種によって見ごろは異なる。
数年前,入院先の病室から見たイチョウ並木はとてもきれいに黄葉していた。と思った矢先に剪定されてしまい,堪能できたのもわずかな間だった。
何事にも最適な時期というものがある。その時期をいかにして逃さないか,それが課題のようだ。
浅川の堤防の上を散歩していると,川で魚をとっているカラスを見かけた。
何年か前,福岡の大濠公園でも見かけたが,カラスは川や池で魚などをとるようだ。
カラスというやつは,生ごみをあさるなどイメージが強いが,ツバメの巣を襲ったり,トンビを襲ったり,魚をとったりして生きているような。
生ごみを荒らすというイメージのカラスが魚をとっていると,少し見直してしまう。もしかしたら,いっぱんに頭が良いといわれるのイメージ戦略の一環かもしれないと思ってしまう。
来年は,柄にもないことに挑戦してみるかな。
このハチは何というハチだろうか。アシナガバチの1種だとは思うけれども,よくわからない。
このままの姿勢で3,4日過ごしていた。腹部がかすかに動いていたので,生きていることは確かだった。
それが突然動き出したと思ったら,飛び立てずに50cmくらい先に落ちてしまい,地面を歩いたままどこかへ消えてしまった。
晩秋,散歩をすればあちらこちらで日差しを求めた昆虫が道路にさまよい出てくる。
また,車にひかれ,息絶えたカマキリも多数見かける。
まさに,蟷螂の斧
何とも他人事とは思えない。まさに,一定周期でやってくる仕事の波。その轍からは抜け出すこともできず,鎌をかまえたところで大きな車輪で踏まれて駆逐されてしまうのみ。
ひとまず落ち着いた改訂の波。別の轍を探す日々の始まりである。