写真の素材について

最近では,主にプロの写真家の写真だけを扱うフォトライブラリ(旧ライブラリと以下表記)だけでなく,セミプロの写真家が簡単に登録することができるフォトライブラリ(新ライブラリと以下表記)もよく見かけるようになった。しかも,それらはデジカメの写真を取り扱っているようなので,すべて写真はデータ化されている。この点がいままのものと少し違う。かつてポジフィルムだけを扱っていたところでも,おそらくほぼデータ化が完了しているとは思う。今回の主題はポジか,データかということではないので,それはまた別の機会にする。

 

最近,版元からの指定で新ライブラリから写真を探してほしいということもよくある。というか,まず優先的に新ライブラリから探して,なければ旧ライブラリから探してほしいという依頼しかない。それは単純に単価が低いからにほかならない。

 

しかし,新ライブラリから素材を探すというのは,大変なのだ。学参や教材に適した写真がなかなか見つからないからである。例えば,アサガオの写真といっても,ボケの効果などが見られるから全体像がわかりづらいや,花しか写っておらず,葉のようすがまったくわかりづらいなどにより,結局,旧ライブラリから写真を探すということになったりする。

 

その反面,単純な物撮りは新ライブラリのほうが優れているかもしれない。マヨネーズのチューブ,乾電池などである。

 

旧ライブラリの写真をのぞいてみて,それらを参考に新ライブラリに登録していくと,もしかすると多くの写真を購入してもらえる可能性があるのかな。